2016/06/14 | 森の循環協事例発表会 木製フェンス具体化「羽蝶蘭」再生へ活動開始~建設通信新聞掲載記事~ |
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ご紹介致します。
全国森の循環推進協議会(菅沼等会長)と
同推進サポーター会(小松範昭会長)は、
横浜市中区のホテルで事例発表会を開き、
水源森林資源を活用した
「白楽アパートメント・木製フェンス」などを
発表した。
2016年度は農林水産省・林野庁の補助事業や
新たな水源地保全活動を展開する。
引き続き全国の大都市を支える
水源地の活性化などに取り組む。
水源シリーズの1つ、白楽アパートメントは、
構造材に小国ウッディ協同組合(熊本県)の
木材を使用し、横浜のプレカット工場で
加工した。
床は県産の12㍉杉合板を
二重に張り合わせて使用し、
すべて手運びで上棟した。3月に竣工した。
外壁フェンスには横浜市の水源地である
山梨県道志村産材と神奈川県山北町産材の
災害用木製フェンスを設置した。
フェンスは街中の森林となり、
視覚的に安心感を与え、
工事現場のイメージアップにも結び付いた。
災害時には避難所の間仕切りとしても
使用できる=写真。
木製フェンス写真
国の補助事業は林野庁などの
「新たな木材需要創出総合プロジェクト」で、
木になる紙ネットワークが
補助採択を受けたことから、
同推進協議会とサポーター会が連携して
山北町の森林体験、市民講座の開催、
横浜市の「道志水源林100周年記念事業」
への参画などを進める。
あわせて間伐材を使った
紙製品の製造・販売によって
森林整備資金の循環を生み出す。
新たな水源地保全活動は、
商業的な大量採集によって絶滅しかけた
野生の「羽蝶蘭」を
山北町の山に取り戻す活動を開始する。
7月のアンタリア国際花博覧会にも出品し、
活動を紹介する。
羽蝶蘭の写真