2015/01/23 | 山北町 視察訪問報告 |
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平成27年1月23日(金)(時間:10時~12時45分ごろ)
神奈川県足柄上郡山北町 共和地区の視察へ参りました。
当日は、神奈川県議会議員 杉本 透先生、当協議会の菅沼会長、越井木材工業㈱ 古市氏、事務局 棟本が参加。
山北町現地にて、
杉本 一氏(共和古道の会会長)、井上 正文氏(NPO法人共和のもり理事長)、
大野 博世氏(NPO法人共和のもり 事務局)、杉本 君雄氏(共和連合自治会長 福祉バス運営会副会長)
以上の方々にお会い致しました。
足柄上郡山北町 共和地区
山北町の地理
- 1.旧 共和小学校 打ち合わせ
【県議 杉本先生からのご説明】
・杉本先生が山北町・共和地区の出身者である。
・神奈川県が以前、大野山牧場の管理・運営を行い、農牛約100頭の飼育、主に山北牛ブランド化を進めていた。
・山北茶(足柄茶の発祥)を餌としてブランド化を進めてきたが、平成26年度に閉鎖が決定。
・共和地区の住民が危機感を持ち、閉鎖後の状況を変えたい、何とかしたいと願っている。
・小学校統廃校後、過疎化が進み、地区の人々が本当に危機感を持っている。(限界集落消滅の危機)
・現在80世帯・240名程度まで減少。
・今後、なんとか子育てができる地区にしたいと切望。
・山北では、NPO共和のもり代表 井上氏を中心に様々な活動を行ってきたが、うまくいかず現在に至る。
いろいろな団体と事業を行ってきたが、成果につながらず。
そこで、森の循環推進協議会の御縁があり、まず共和地区を見ていただく事と、井上代表をはじめ役員との意見交換を行うことで、
森循環との連携事業により何等かの事業成果が出せるのではないかと思い、今日に至りました。
(写真左より)大野 博世氏、井上 正文氏、杉本 一氏、
杉本県議、菅沼代表、越井木材工業㈱古市氏
これに対して、山北町共和地区、NPO法人共和のもり 代表 井上氏より、以下のご説明がありました。
・山北町は川崎市水道局と提携をしている。
・山北町の9割以上が山林であり、『共和のもり』の構想あり。
・山北森林組合員は770名。神奈川県との協定を結んでいる。
・現在、針葉樹から広葉樹へ1万本植え替えの為苗木を育てている。
・どんぐりの木を植樹することで腐葉土となり、土砂災害などの対策に
※後記大野山写真参照
今までの60年間は一体何だったんだ・・ と杉本氏が熱く熱く語っていた。
・昨年、共和地区共有所有の山林350haに県より予算を戴き、林道(全長約5km)の整備が完了。
・小学校敷地内に林野庁から予算を戴き、大型木質ボイラー(1億8千万)を設置し、木質バイオマス発電のモデル実験を行っている。
・旧小学校にて、東日本大震災・避難民(南相馬市)約80名を受け入れ、共和地区にて食事等のお世話を実施。
- 製材業者⇒1件、南足柄郡にもう1件、計2件 大野山に作業小屋・製材小屋がある。
【山北町からの提案】
・チェーンソーアートの体験ができるイベントを企画してほしい。
⇒これに対し、協議会理事会へ報告。統一地方選挙以降で、協議会で訪問視察バスツアー(予定:5月)、
水泳連盟主催の大会も含めて、企画検討する旨を伝える。
その後、旧共和小学校から大野山へ移動 森林を視察致しました。
■大野山(秦野方面)
■大野山(丹沢・大山方面) ※樹齢 60年前後
■大野山山頂
■大野山から見た丹沢湖
■大野山から見た相模湾、酒匂川方面 旧共和小学校
■大野山 山頂 登山・観光者
平日にも関わらずハイカーがお越しになっていました。
■旧共和小学校 階段・腰壁・教室・廊下 木質化
■郷土カレー(鹿肉を使ったカレー)を振る舞って頂きました。
■旧共和小学校 屋上から見る富士山、ブランド茶(足柄茶)茶畑
■旧共和小学校 体育館
■山北プール(25m)視察
以上 |