活動記録

2014/06/24 林政ニュース記事
◆横浜で水源シリーズ・戸建編も展開――森の循環推進協議会
 
 横浜市や上流水源地などの関連企業・団体で組織している一般社団法人森の循環推進協議会とサポーター会(第459・463号参照)は、6月11日に横浜市内で総会と「森の循環フォーラム2014」を開催した。
 総会では、今年度(平成26年度)の事業計画などを決定し、水源地での森林整備や森林保全の啓蒙活動のほか、横浜市内を中心に木材利用を進めていくことを重点課題に位置づけた。
 同協議会及びサポーターでは、構造材に山梨県産のカラマツやスギ、神奈川県産のスギなどを使った木造賃貸アポート(水源シリーズ)の建設を進めており、今年の2月には2棟目が横浜市内に完成。1棟目と同じく女性に人気があり、募集開始から1か月で満室となっている。また、横浜市内で戸建住宅(水源シリーズ・戸建編、写真参照)の展開を始めているほか、内外装だけでなく建具やテーブルなどを上流域材で製作。東京建具協同組合の組合員である(株)山二建具と協力して無垢ドアの設置も進めるなど、木造・木質化の取り組みを広げている。
 今後も、産学官の連携体制を維持しながら、新製品の開発や流通システムの改善に向けた調査や実験などを進め、情報を公開して発信力を高めていくことにしている。
 


 
フォーラムでは、横浜国立大学教授の佐土原聡氏による基調講演とパネルディスカッションが行われた


 
 
 


 
横浜市内に完成した水源シリーズの戸建住宅


 

 

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