活動記録

2021/11 天城山撮影
令和3年11月初旬、静岡県にある天城山へ行き、山の映像撮影を
行いました。
天城山の中央あたりには天城山水源林があり、水道水や農業用水の
ほか、水質が良質なことから、特産物であるわさびの生産にも利用
されています。
 
 
山に入ってみると、山神社が出迎えてくれました。
小さくも山に佇む神社の姿は深く印象に残っています。

 
 
更に歩みを進めると、至る所に小川が流れており、水のせせらぎを
感じることが出来ました。木と木の間、葉と葉の隙間から木漏れ日
が差し込む山林の光景はとても美しかったです。
 
 
 
その後ひらけた場所に出ると、土場がありました。
土場(どば)とは、山から切り出した木材を一時的に集積する場所
のことですが、ここでは大量の木材が頭上の遥か上の高さまで積み
上げられており、圧巻の光景でした。

この日は少し風が強かったのですが、天気もよく周囲の木々は丁度
紅葉しており、空と山の色のコントラストが美しかったです。


 
 
山の上の方へ登っていくと綺麗な川が流れており、近くにはわさび
畑が見受けられ、普段生活している土地ではこのような綺麗な川は
なかなか見られないので、しばらく透明な水に見入ってしまいまし
た。
 
 
 
さらに奥に進むと、林道沿いに「太郎杉」という木がそびえ立って
いました。後に調べたところによると、この木は静岡県指定の天然
記念物で推定樹齢約450年以上にもなるそうです。
実際目の当たりにしてみると、他の木とは違い、一本だけパワーが
溢れているような印象を受けました。

 
初めて天城を訪れたので、「天城トンネル」(天城山隧道)も見学に
行きました。
全長445.5メートルの日本初の総石造りのトンネルだそうで、石を
ひとつひとつ積み上げていく方法で造られ、石の数は35000個以上
にもなるそうです。
きれいにぴったり石が積み重ねられていて、とても手作業で造られ
たとは思えないようなトンネルでした。
 
 

 
日中は日があると暖かく、歩いていれば比較的過ごしやすくはあり
ましたが、夕方を過ぎると肌寒く感じました。
一日の終わりには、山のてっぺんに綺麗な月も見ることができて、
大満足の締めくくりです。
 
この日は、たくさんの緑と自然に癒された一日となり、また、自然
の恩恵を受け私たちの生活が成り立っている事を、日々の生活では
ついつい忘れがちになってしまいますが、今一度思い出すきっかけ
となった一日でした。
今後もこの美しい山の景色や水を保てるよう、恩恵を受けるだけで
なく還元をしていくため、幣協議会では活動を続けて参ります。

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